岩手の郷土料理「麦炊(じょうす)」、干し野菜で作ってみました
お盆ですね。
想い浮かぶお野菜の一つにささげがあります。
調べてみると、仏様がお帰りになる時のおみやげ物の背負い紐になるそうです。
このささげをなが~いまま干してみました。
目次
ささげを使った郷土料理 麦炊(じょうす)
ささげを使ったお料理をあれこれ検索していましたら、麦炊(じょうす)というのがありました。
初めて聞くお料理で、その呼び名も興味をそそられます。
岩手県北部の郷土料理だそうです。
岩手県のホームページ
より写真をお借りしました。
麦のおぞうすいで、たっぷりのお出しと旬のお野菜がたくさん入っていて、猛暑が続く毎日に「食べた~い」と思いました。
これを、毎日ちょこちょこと干しているお野菜とオートミールで作れないかしら、と思うと俄然楽しくなってきました。\(^o^)/
ちょこちょこ干しのお野菜はとても便利
お家でお野菜を干す、自家製干し野菜。
慣れないと、「道具は?」「どれくらいのお野菜を準備するの?」「どこにどんなふうに干せばいいの?」
と構えてしまいます。
そんな時、誰でもすぐにお野菜が干せる「ちょこちょこ干し」
毎日のごはんづくりで、切り残したお野菜が少し。
これを冷蔵庫に戻さず、ちょんちょん時って小さなザルにぱらっと入れて、窓辺にポンと置いちゃいます。
写真右はザルの代わりに裏ごし器です。
ほんの少しのお野菜でも、毎日の調理でいろんな種類の干し野菜が出来てしまいます。
ちょこちょこ干しは干しあがるととても少量になりますが、いろいろな種類のお野菜が手元にあると、とても重宝します。
具沢山のおみそ汁ができる、煮物にちょい足し、酢のもの、炊き込みご飯など、
あれこれお野菜を準備しなくても、まな板包丁いらずでいろんなお野菜の栄養を手軽にとることができます。
そんな干し野菜で麦炊(じょうす)に挑戦
使った干し野菜は、ささげ、ゴーヤ、ごぼう、にんじん、エノキ、シメジ、れんこん、生姜、ずいき
昆布だし、椎茸の戻し汁、煮干し出汁は煮干しごと、たっぷりの出汁でしばらく戻しました。
お醤油を入れ、しばらく弱火でコトコト煮てお野菜がふっくらしてきたら麦の代わりにオートミールです!
岩手県の写真を参考にさらりとしたお雑炊にしようと思い、オートミールを入れた後はあまりに込まずにおきました。
お出汁たっぷりの「干し野菜のじょうす」
これは美味しい!
連日の猛暑にへたり気味だった体が喜びました。\(^o^)/
たっぷりのお出汁で水分が摂れ、ミネラルや食物繊維もたくさん摂れて、体にしみわたる気がしました。
味噌味もいいかしら、カレー味もきっと美味しいはず、エスニック風にするには?
などと思いをめぐらせながら食べるのも楽しく、お出汁はおかわりしてしまいました。😋
写真にはありませんが、ちょっと日に当てた削り節もたっぷりトッピング。
少量のオートミールで十分に満腹になったお盆のお昼ご飯でした。
ちょこちょこ干しの良いところ、干し野菜の力
ちょこちょこ干しは干し野菜に慣れていなくてもすぐにやってみることができます。
少しのお野菜でも種類がたくさんあればとても重宝します。
でも、それだけではなく、実は小さな切れ端から大きな力を生み出すことができると思っています。
切り残したお野菜を冷蔵庫に戻すと・・・・、忘れちゃう。
で、何日か後に残念な姿に直面し、食べられなくなっていた、なんてことがありました。
もうそんな時は自分てダメなんじゃないかと気持ちが落ち込みます。
このちょこちょこ干しや、いろいろなお野菜を自分で干すようになると、
「よっしゃあ! 大丈夫!」と思えるのですね。
自分の気持ちだけでなく、冷蔵庫にもやさしい。
適度な余裕が庫内に生まれ、つまりこれは、エネルギーの節約になっている!
ゴミも少なくなる。
これって食品ロス削減に大いに貢献できているってことじゃない?
と、今度は自信がフツフツと湧いてくる。
小さな人参の切れ端から、食品ロス、エネルギー問題、世界の食糧問題へ直結することができるのです。
冷蔵庫に頼らず、いざという時の備蓄にもなる。
自家製干し野菜や乾物の秘めたる大きな力を、たくさんの方々にお伝えしていきたいと思います。
ご要望に合わせて講座内容を設定
・あっと驚く目からウロコの乾物レシピ
・自家製干し野菜・ドライフルーツの作り方
・乾物を使った防災食
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