お家で作る切り干し大根
どこのスーパーでもお店でも必ず売っている乾物、切り干し大根。
お馴染みの食品ですね。
買い置きしているご家庭も多いのではないでしょうか。
買って帰って今日使わなくても大丈夫、乾物なので日持ちがします。
小さな袋で30gと軽いし、これが大根のままじゃとても持って帰れんわ、と思いながら2~3袋を買い物かごへポン。
お手軽食材の切り干し大根ですが、これを自分で作ってみようという講座を随時開催しています。
目次
切り干し大根をわざわざ自分で作ろうというわけは
家庭菜園をしていて大根たくさん採れたから、というワケではないのです。
ふろふき大根などにすれば美味しいものを、なぜわざわざ干してしまうのか。
それは、唯々楽しいから。
寝る前に明日の空模様を時間を追ってチェック。
雨が続きそうな日はちょっと気持ちが下がります。
反対に良いお天気だったら、朝起きるのがたのしみ~という気持ちで寝入ることができるのです。
朝一番のルーティンは窓際の干し籠へ寝ぼけ眼で一目散、お野菜たちの干し具合を見に行きます。
ひらひらとレースのように乾いている大根のふちを見ているとず~と眺めていたくなる。
ちょっとアレかな、なんか自分でも可笑しい。
大根だけでなくにんじんれんこん、ごぼう等々、みんな可愛いお花のように見えてくるのです。
お家で手をかけて自家製干し野菜を作る醍醐味
それはただ食材を加工するというより、自分が育てたかのような感覚に陥ってしまうのです。
お野菜を自分で育てた経験がないFumieですが、朝日を浴びてお野菜たちの乾き具合を確かめる瞬間は、まるで畑に芽吹いた双葉を見るようで、自然と一体化するような気持になり心が躍るのです。
日に日に姿かたちを変えていく干し野菜を見ていると、自分で作り上げた小さな宝石のように思えます。
これまでの人生で身近に自然のすばらしさに触れた経験が少なかったせいでしょうか、
この幸福感は言葉に表し切れないほど素晴らしく、日々の生活に喜びと幸せを与えてくれるのです。
自分で作る干し野菜の魂胆に、すっかりハマったという訳です。
うっとり見とれてばかりでなく、食品ロス削減に貢献できていることがわかった
お野菜をお家で干すといいこといろいろ起こります。
ちょこっと残った大根や人参を冷蔵庫に戻さず切って干す”ちょこちょこ干し”で、冷蔵庫の奥から干からびた野菜の切れ端を見出すことがなくなりました。
お野菜を無駄にせず使い切るとにんじんの切れ端から食品ロス削減に貢献できている気持ちになって、なんだかよい気分。
冷蔵庫もすっきりして電気代が節約できているかも。
そんなことを積み重ねていると、生ごみを出す回数がなんと半分に減りました!
ゴミの削減に貢献できて、トラックも軽くなってガソリンも減ってますように。
人参と大根の尻尾から世界のエネルギー問題に考えが及ぶようになるなんて自分でもびっくりです。
乾物のいいこと、もっと
乾物にはフレッシュなお野菜にはない別の美味しさが生まれることはもちろん、栄養価が凝縮されたり、保存食として超優秀だったり。
というのは想定内の期待でした。
想定外だったのは、
料理がより楽しくなり、思いもよらないレシピが身に付き、それを人に伝える喜びを味わえるようになったこと。
干し玉ねぎも生の時とは風味が違います。
干し大根も、好みの太さにしたり、形を変えて楽しめるのも自家製ならではです。
特別な道具も要らず、場所も問わない自家製干し野菜作り
冷蔵庫にちょこっと残っているお野菜、たくさん採れたお野菜や頂き物、丸ごと買うと安いけど食べきれんのやわと思う立派な大根や白菜や大きなお野菜
そのままではみるみるうちに生きる力を失っていきます。
好きな形大きさに切って、風とお日様にあてるだけ。
干した野菜は時間を超えて私たちの食事を支えてくれます。
軽く小さくなるので場所もとらず、遠く離れたところへも届けることが可能になる。
乾物は時空を超えることができるのです。
切り干し大根なら作ったことがあるという方、切り干し大根食べた事ないという方、子供たちからご高齢の方々まで、どなたでも楽しんでいただけます。
楽しく作るためのちょっとしたコツや、目からウロコの乾物活用レシピもご紹介しています。
何気ない、でも2度と繰り返すことのできない大切な日々の暮らしが、より輝きを増しますように。
ご要望に合わせて講座内容を設定
・あっと驚く目からウロコの乾物レシピ
・自家製干し野菜・ドライフルーツの作り方
・乾物を使った防災食
・お寺ご飯と乾物レシピ
・グループからお1人だけでも開講
・対面またはオンラインレッスン
・近隣へは出張レッスンも致します。